黒毛和牛・国産牛
生産者限定のこだわり“スギモト黒毛和牛”
全国の産地から厳選された牛だけをご提供
全国の契約牧場で肥育され、生産者の顔の見える牛を、私たちは「スギモト黒毛和牛」と呼んでいます。
スギモト黒毛和牛は、ほとんどが生産者との相対取引(直接取引)によって買い付けられます。生産者は良い牛を作る為に、毎日、肥育方法や飼料などの工夫を重ねています。生産者の取り組み姿勢や“人となり”が、育てた牛にも現れるため、「良い牛を購入するには、牛を見るより生産者を見ろ」と言われるほどです。生産者とのコミュニケーションがスギモト黒毛和牛の要です。
職人の技によって引き出される、素材のおいしさ
スギモト黒毛和牛は、食肉一筋の職人が品質を厳しく吟味し、さらに最適な熟成をさせたものだけをご提供しています。
ロース肉の一番風味豊な部位で、「サー」の称号を冠するサーロインならステーキ用に。赤身とサシ(霜降り)のバランスが良い肩ロース肉は、すき焼、しゃぶしゃぶ用に。また、ジューシーなバラ肉は焼肉用に。このように、それぞれの料理に適した形へ、熟練した技術を継承した職人が各部位をスライス・カットしてお届けしています。
昔から「美味しい肉を買いたいなら、肉屋を選べ」と言われています。牛1頭をまるまる買い付けする肉屋は、高級なすき焼肉から、お値打な切落し肉まで、同じ1頭の牛を加工しています。だから全ての肉が美味しいと言われているのです。
黒毛和牛の特徴
「国産牛」と表記されている牛は、ほとんどが交雑種や乳用牛です。「和牛」も国産牛に入るのですが、和牛は食用のために長年にわたり品種改良された牛。乳用牛とは品種が異なるため、肉の付き方、脂肪の降り方など品質が変わります。
日本全国にいる和牛(黒毛和牛、褐毛和牛、日本短角牛、無角和牛)の中で、飼育頭数の90%以上をも占めているのが黒毛和牛です。優れた系統をもつ但馬牛を元とし、一番体がよく締まり、肉質が良いと評価されています。
一番の特徴は、脂肪交雑が多いことです。「霜降り」とも呼ばれるこの独特の脂が、やわらかな肉質を作り出しているのです。
長崎県産 黒毛和牛・国産牛
長崎県の雲仙地区にスギモトの契約牧場があります。地元の牛作り名人の力をお借りして、年間数百頭の黒毛和牛の肥育をしております。牛の肥育と一言で言っても、国内では一般的に、子牛の繁殖業者と肥育業者に分業されます。
牛の肥育業者は、繁殖業者より生後8〜9ヶ月の子牛を購入し、その後約20ヶ月育て、出荷します。この期間に掛かった費用は全て、先行投資です。子牛の購入代、毎日の餌代等・・・。しかし、牛の販売価格は、と畜をしなければ分かりません。
実は昔、牛買いの人は「博労(ばくろ)」と呼ばれていましたが、「労が多く、博打のように、開けてみなければ分からない」というところが由来だそうです。
愛知県産 みかわ牛・尾張牛・知多和牛
みかわ牛・尾張牛・知多和牛地元産の牛
当社が商標を持つ「尾張牛」は、愛知県の契約牧場で、飼料にこだわり、健康に育てた肉専用種です。黒毛和牛と比較するとリーズナブルな価格で、ご好評を頂戴しております。
愛知県はスギモトのお膝元。地産地消、フードマイレージを意識した地元産の牛にも力を入れています。 牛の肥育名人として有名で、自らステーキハウスを開業していたほどの生産者「小栗牧場」の牛も、スギモト牛のひとつです。
また、愛知県を代表する和牛「みかわ牛」をブランドとして確立するため、和牛肥育農家の方々とともに、お客様に喜んでいただく事ができる牛づくりをすすめています。
契約牧場下村畜産
当社の契約牧場のひとつ、愛知県知多市に牧場がある「下村畜産」では、有能な子牛をつくるための『取り組み』として、母牛の足に特殊な歩数計を装着し、その歩数計を装着した母牛に発情の兆候があれば携帯やPCに自動的にメールなどが送られようになっている『牛歩』という、365日24時間体制で母牛の発情の兆候を知らせてくれるITシステムを導入しています。
1頭の母牛は生涯に10〜12頭の子供を産みます。母牛は、一年一産を基本ベースとして繁殖活動を行っております。徹底的な健康管理で空胎期間を少なくさせ、生産率をあげる事によって、経済的損失を抑え、安定供給が可能となります。このシステムを導入したことにより、母牛の空胎期間が減少されました。
また、毎日できたての餌を食べさせ、2ヶ月に1回、全母牛の血液検査を行い、母牛の栄養状態(子牛がお腹の中で成長できる状態)を具体的に数値化し、科学的根拠をもって、徹底管理しているため、母牛飼養頭数が160頭と愛知県内ではNO.1の飼養頭数でありながら、平成26年度の子牛事故率は1.8%と極めて低い数値となっております。
ひらやの輝跡
飼料にこだわり抜いて試行錯誤の結果
ついに完成したスギモトの新しいブランド牛
長野県に人口わずか400人ほどの大自然に囲まれた小さな村があります。それは信州の南端に位置する平谷村。平谷村にはスギモトの契約牧場があります。澄んだ空気・紺碧の青空・満天の星空。そんな小さな村で大きな輝きを放つ黒毛和牛は育ちました。
飼料には「パイナップル粕」「さとうきび」などを配合した特別なものを与え、今までの和牛をはるかに超えるうまみを追求することができました。
まさに”天地人”自然と大地と人の優しさが作り出した究極の黒毛和牛なのです。